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人材サービス部門のWebサイトに「マネージドサーバ」を導入
個人情報のセキュリティ確保と運用負担の軽減化を実現


 

テルウェル西日本株式会社様

テルウェル西日本株式会社様
<従業員数:約1,000名 資本金:30億円>

テルウェル西日本様は、人材サービス、オフィスソリューション、環境・リサイクル事業、介護サービス事業など、多岐にわたる領域でビジネスを展開するNTT西日本グループの企業です。
同社の人材サービス事業部門では、2014年春からWebサイトの運営にNTTスマートコネクトの「マネージドサーバ」を導入しました。データ管理業務の効率化を実現するとともに、Webとデータベースを連携させることによって人材派遣ビジネスのさらなる活性化を図っています。

 

 

 

「アクションを起こせるシステム」を志向
登録者に適したお仕事の情報をメールで自動配信

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 「マネージドサーバ導入のきっかけは、当社の人材サービス事業『スタッフモア』のサイトリニューアルでした」と語るのは、同部門でWebシステムの管理を担当する佐古井一希氏です。「スタッフモアのサイトは、登録スタッフへの情報発信ツールであると同時に、登録スタッフの募集ツールでもあります。リニューアル前は個人情報保護の観点から、Webサーバーに登録されたスタッフの個人情報は残すことができませんでした。そのため、手入力で社内システムに個人情報をコピーし、Webサーバー内の個人情報を削除していました。この非効率的な業務をなくし、さらに、登録スタッフの個人用ポータルサイト『Myページ』や、メール配信による各登録者に適したお仕事の情報の紹介など『こちら側からアクションを起こせるシステム』に変えたいという戦略的な狙いがありました」。

厳しいセキュリティ要件を満たす個人情報を守れるセキュアな環境を構築

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導入前導入後

 同社の「スタッフモア」のサイトは、それまで共用レンタルサーバーで運用されていました。しかしリニューアルによって実現すべき機能要件は、共用レンタルサーバーではカバーできないものでした。「新しいシステムはWebとデータベースが連携するとともに、データベースに蓄積した個人情報をしっかり保護できることが機能要件でした。そのためには、外部に公開するWebサーバーと、インターネットから切り離されたデータベースサーバーを、別々に構築する必要がありました」と佐古井氏は言います。

 新しいシステムの機能要件を満たす選択肢としては、「自社でのサーバー購入」、「IaaS」および「マネージドサーバ」の3つがありました。比較検討した結果、最終的に「マネージドサーバ」を選択しました。

 情報システム戦略担当部長 竹内正人氏は、当時を振り返ってこう語ります。「特に注意を払ったのは、セキュリティの確保でした。当社では、厳しいセキュリティ規程を設けており、クラウド系システムではそのセキュリティ要件を満たさないケースが多いです。しかし、マネージドサーバの場合、Webサーバーとデータベースサーバーを別々に構築し、両者をプライベートネットワークで連携させながら、個人情報を持つデータベースサーバーの方はインターネットに直接接続しない構造が可能であるなど、100項目以上にわたるセキュリティ要件を満たしていることを高く評価しました。NTTスマートコネクトの担当者とともに、サーバーのファイアウォール機能をはじめセキュリティ規定の項目一つひとつと照らし合わせて、検討した結果、バックアップサーバーを含めた4台構成にすることで要件をすべて満たすことができました」。

運用管理面の負担の軽さが「マネージドサーバ」のメリット

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 竹内氏は、マネージドサーバを選択したもう1つの重要な理由として「管理者の作業負担が軽いこと」を挙げます。「サーバー購入やIaaSは、ソフトウエアのバージョンアップやセキュリティホール対策など日常的なサーバー管理をユーザー側で行う必要があります。しかし、当社として、その運用に割ける時間も人手も不足していました」。

 これを受けて営業推進担当の土屋智洋氏は言います。「実際、サーバー購入やIaaSを選んだ場合、運用管理を外部の専門業者に任せることになり、費用が別途発生し、総合してみると費用が高くなります。これに対して、マネージドサーバは、セキュリティ対策も含めたサーバーの運用管理をNTTスマートコネクト側ですべてやってもらえることが大きなメリットでした。費用対効果、われわれの業務負荷軽減、さらには、必要に応じてメモリーやディスク容量を簡単に増やせる自由度の高さなどを考えた結果、マネージドサーバが最良の策であると判断したのです」。

プロフェッショナルによる運用管理が担当者の業務負担を大きく軽減

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導入前導入後

 新しいWebサーバーシステムは、2014年2月から本格稼働を開始しました。「想定通り登録スタッフのデータ管理業務を大幅に効率化できました。さらに、Myページを通した情報発信とともに、マネージドサーバをメールサーバーとして活用することで、希望職種や雇用条件など登録スタッフの希望内容に即して最適なお仕事の紹介メールを毎日自動的に発信しており、『こちらからアクションをかけられるシステム』という当初の狙いが実現しています」と土屋氏は語ります。

 佐古井氏は、共用レンタルサーバーの利用時と同様に運用負担が軽いことを高く評価します。「もしマネージドサーバでなかったらかなりの業務負担が発生していたでしょうね。先日もあるOpenSSLに関する脆弱性が発見され、NTTスマートコネクトに問い合わせたのですが『対応策をすでに実施済みです』との回答で、こちらが知らないうちに問題が解決していました(笑)。思った通り、運用コストや手間を大幅に削減できています」。

初心者にも使える管理画面 将来のシステム拡張にも安心感

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 システム運用を開始して約半年が経ち、佐古井氏は「システム管理の経験はあまりありませんが、管理画面からサーバー負荷の確認やアクセスログの解析など、見てみたいと思った画面にマニュアルを読まなくてもたどりつけます。解らない専門用語などもサポートセンターに電話すればいつも丁寧に教えてもらえるので安心感がありますね」と語ります。

 総合人材サービス営業部では今後、Webサイトのアプリケーションをよりユーザーに使いやすいものに改良していくとともに、ユーザーに有益な情報を提供できるコンテンツの追加など、さらにご満足いただけるサイトをめざしていく方針です。土屋氏は、将来的なシステム拡張も視野に入れていると話します。「今のところ他の社内システムとの連携を図り活用していますが、今後はシステムの集約による一元化を図っていきたいと考えています。扱うデータ量が増えていくことになりますがマネージドサーバはリソースの追加・変更が手軽に行えるので心配はしていません。NTTスマートコネクトにも引き続き手厚いサポートをお願いしたいと思っています」。


企業名 テルウェル西日本株式会社
設立 平成13年4月2日
資本金 30億円
本社 大阪府大阪市中央区森ノ宮中央一丁目7番12号
URL http://www.telwel-west.co.jp/


当記事に記載されている内容は、2014年9月現在のものです。

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